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村の概要

沿革

上野村の人の歴史は古く、村域の中央を流れる神流川の周辺からは、縄文土器や石器類の出土が見られ、神話の中では、日本武尊が軍勢を率いてこの地を通過した、などの伝説が残っています。

村落としての発祥は、文治年間(1185~89年)木曽義仲の家臣、今井四郎兼平の一族が追われ、この地に土着したことが最初だと伝えられています。その後、武田の家臣小幡守総介の支配となり、天正18年(1590年)、徳川氏が関東を統一し、慶長8年(1603年)の開幕に伴い、幕府直轄の天領として代官支配地となりました。

江戸時代は、幕府の天領として、「山中領・上山郷」と称し、乙母、川和、勝山、新羽、野栗沢、乙父、楢原の7つの郷村に分かれていました。当時は将軍家に献上する鷹の繁殖地とされ、御守林として総名主のもとに管理されていました。寛永8年(1631年)には、佐久地方からの米穀移入が行われていた十石峠の麓に「白井関」が設けられ、信州路への取り締まりが強化されました。

その後、明治22年(1889年)、町村制の施行により7郷村が統括され、明治29年の郡の統廃合により、現在の「上野村」の形となり現在に至っています。

位置・地勢

上野村は、群馬県の最西南端に位置し、役場地点で東経138度47分、北緯36度4分、標高は511mとなっています。

東部は群馬県神流町、北部は群馬県南牧村、西部は長野県佐久穂町、北相木村、南相木村、川上村、南部は埼玉県秩父市の1市2町3村と隣接しています。

村域周辺は、御荷鉾荒船連山や三国連山など1,000~2,000m級の山々が座し、険しい山野が総面積181.86k㎡の90%以上を占める、典型的な山村環境を形成しています。幹線道路は、神流川に沿った国道299号及びこれに続く国道462号で、藤岡地域及び秩父地域の市街地にそれぞれ80分程度、湯の沢トンネル経由で上信越道自動車道下仁田インターチェンジに約40分の道程となっています。

村の中央を流れる神流川は、関東地方の水資源を賄う利根川水系に属し、奥深い山々を源とする数多くの渓流群によって構成されています。その清らかで豊かな流れは、サケ科の渓流魚であるイワナやヤマメを育み、カジカの繁殖が見られます。また、神流川は、国土交通省の水質調査で平成16~19年度の4年連続して「関東一きれいな川」として認定されたほか、平成20年には、村域の「神流川源流」が、環境省による「平成の名水百選」に選ばれました。

太古の面影を残す上野村の豊かな自然を後世に残すため、その保護と整備に努めるとともに、上野村社会の安定的な存続を達成するため、定住希望者が多くなる村づくりに努めています。

村のあゆみ

明治 22年 4月 市町村制施行により上野村発足 大字乙母117番地に役場を設置
26年 4月 上野村立上野第一(勝山)第二(乙父)第三(楢原)尋常小学校となる
大正 2年 12月 火災により庁舎消失
2年 12 大字乙母114番地に借家(元松元宅)庁舎とする
11年 4月 上野東尋常高等小学校・上野西尋常高等小学校となる
昭和 13年 4月 乙母94-1番地に上野村国保診療所開設(大沢医師)
16年 4月 上野東国民学校・上野西国民学校となる
16年 12月 乙母138番地に伊東宅借家 庁舎とする
18年 本谷分校設立
22年 4月 東西の国民学校が上野東小学校・上野西小学校となる
22年 4月 上野東中学校・上野西中学校設立
26年 4月 上野村国民健康保健制度発足(吉田医師)
26年 10月 楢原に国保直営診療所開設(山本医師)
26年 11月 乙母診療所国保直営診療所に改称する
38年 3月 本谷分校廃校
38年 11月 前橋地方法務局上野出張所が万場出張所へ統合
42年 成人病教育普及開始
43年 3月 東小学校改築(現上野小学校)
43年 7月 国民宿舎やまびこ荘運営開始
43年 11月 上野村成人病検診開始
44年 3月 農村集団電話・有線屋外放送施設
44年 7月 国保直営診療所廃止・乙父へき地診療所開設(飯島医師)
45年 3月 県道が昇格し国道299号として認定される
46年 8月 庁舎新築移転 大字川和11番地
48年 3月 三岐分校廃校
49年 10月 乙母94-1番地にへき地歯科診療所開設(江川 三郎医師)
50年 3月 広域消防上野出張所完成
51年 3月 野栗沢分校廃校
52年 8月 川和自然公園事業(不二洞)村営化
52年 10月 自治大臣表彰 過疎対策優良町村
53年 4月 高齢者生産活動センター運営開始
53年 11月 成人病対策日本善行会表彰受賞
54年 9月 脳卒中予防管理厚生大臣表彰受賞
54年 9月 保健文化賞受賞(第一生命保険相互会社)
55年 3月 保健センター完成
56年 3月 統合中学校建設
56年 4月 琴平自然活用管理センター開設
56年 4月 上野中学校設立(中学校統合)
57年 3月 給食センター設置
57年 4月 旧黒澤家住宅一般公開
57年 4月 上野小学校設立(小学校統合)
57年 3月 上野小海線 県道昇格
58年 2月 老人保健法発足
59年 3月 教員住宅建設
59年 4月 宮城県津山町と姉妹都市提携
59年 7月 田舎のしんせき村事業開始
60年 4月 防災無線開始
60年 8月 日航機123便本谷国有林(御巣鷹の尾根)に墜落
60年 10月 厚生大臣賞受賞(老人保健事業優良町村)
60年 10月 国道299号「乙母・川和バイパス」開通
60年 12月 上野村浄化槽条例制定
61年 3月 山村広場全体完成
61年 8月 慰霊の園設置
62年 4月 結核予防事業表彰受賞  仁親王王妃勢津子様より
62年 7月 ふるさと体験センター運営開始
62年 11月 宮崎賞受賞 神戸市より 地場産業振興
63年 4月 銘木工芸館・ふるさと観光会館開設
63年 4月 高齢者生産活動センター 森林組合へ運営委託
平成 元年 7月 上野村高齢者集合住宅完成
元年 10月 台湾・卓蘭鎮姉妹都市提携調印
元年 12月 国道299号「楢原・乙父バイパス」開通
2年 4月 村制施行百周年記念式典開催
2年 9月 第1回 村民海外視察
スイス他(平成3年:2回/平成4年:3回/平成7年:4回/平成9年:5回)
3年 7月 ふるさと交流センター完成
3年 8月 第1回 中学生海外派遣事業(カナダ)
4年 4月 山のふるさと合宿/かじかの里学園開園
4年 10月 国土庁長官賞(過疎地域活性化優良事例表彰)
5年 3月 新羽ふるさとハイム(村営住宅)完成
6年 3月 上野村老人保健福祉計画策定(平成6年4月より実施)
6年 6月 デイサービスセンター開所
7年 6月 交流促進センター「ヴィラせせらぎ」オープン
7年 10月 東京電力神流川揚水発電所工事用道路着工
7年 12月 天丸山・山林火災発生
8年 3月 都合平村営住宅(世帯用6棟・単身用2棟)完成
8年 4月 上野村保育所新築移転(勝山)
8年 10月 厚生大臣賞受賞(在宅福祉事業)
9年 3月 都合平村営住宅(世帯用3棟)完成
9年 5月 東京電力神流川揚水式発電所(水力)着工
平成23年7月完成予定 計画概要:最大出力270万kw 
総工費約5,500億円
9年 6月 全国郷土玩具館・体験学習館オープン
9年 12月 多野藤岡代替バス運行開始(日本中央バス)
上信バス廃止
10年 3月 総合福祉センター(いきいきセンター)完成
10年 4月 保健福祉課 上野村大字乙父630番地1に移る
10年 5月 上野スカイブリッジ及びまほーばの森竣工式
10年 12月 「乙父のおひながゆ」国選択無形民俗文化財に指定
11年 1月 上野村精励感謝状(高齢者)制度発足
11年 3月 上野村堆肥センター完成
11年 3月 野栗村営住宅A棟完成
11年 4月 上野村木炭製造施設完成
11年 7月 うえのテレビ開局(CATV全戸加入)
11年 8月 集中豪雨災害(家屋流出2戸等)発生
12年 3月 楢原村営住宅完成
12年 4月 きのこセンター完成
13年 3月 塩ノ沢 村営住宅完成
13年 7月 国民宿舎「やまびこ荘」建替え・リニューアルオープン
13年 11月 第16回国民文化祭「ぐんま2001」開催
皇太子殿下上野村行啓
14年 3月 三岐村営住宅完成
15年 3月 小具崎平村営住宅完成
15年 4月 都合平橋竣工
15年 5月 上野村ふれあい館完成
16年 3月 湯の沢トンネル(3,323m)開通
16年 4月 乗合タクシー(上野村ふれあい館~富岡総合病院)運行開始
17年 3月 「神流川のお川瀬下げ神事」県無形民俗文化財に指定
17年 12月 東京電力神流川揚水発電所運転開始
18年 3月 浜平温泉「しおじの湯」完成、4月オープン
18年 7月 産業振興課(乙父894)設置
19年 3月 野栗村営住宅B棟完成
20年 3月 勝山村営住宅・黒川村営住宅完成
20年 6月 「神流川源流」平成の名水百選(環境省)に認定
20年 7月 平成20年度地域づくり総務大臣表彰(頑張る地方応援表彰)受賞
21年 3月 「中ノ沢自然探索エリア」森林セラピー基地に認定
21年 3月 ふるさと林道「湯の沢線」全線開通
21年 3月 乙母村営住宅完成
21年 6月 運動公園グラウンド(乙父字上野(こうずけ))完成
21年 9月 上野小学校新校舎・体育館竣工
21年 10月 白井村営住宅完成
21年 11月 上野村誌完成記念式典挙行
21年 12月 塩ノ沢村営住宅C棟完成
22年 3月 楢原村営住宅F棟完成
22年 4月 うえのテレビ地上デジタル放送開始

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